進化を続けるP2P - Winnyの金子勇氏によるセミナーの資料が公開

ICPFが行ったセミナーの資料が公開されています。
テーマは「進化を続けるP2P」で、スピーカーはDreamboat技術顧問でありWinnyの開発者でもある金子勇氏です。
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P2Pの基本的な説明から、発展の歴史、Winnyのこと、ファイル共有の今後、そしてSkeedTech(Skeedcastの技術)について書かれています。
SkeedTechについては初めて知ったのですが、WEBとの融合を掲げていて、配信の単位がフォルダ(専用のパックファイル)というのがいいなと思いました。他の部分はそれを実現するためにいろいろと工夫しているようです(詳しくは資料を見てください……)。
Skeedcastは動画配信向けらしいのですが、WEBコンテンツの一部として違和感なく動画が配信できる技術があって、しかも配信がフォルダ単位だというのなら、WEBサイトごとパックして配信できるわけで、ポエニーを初めたころ(意欲的だったころ……)Winnyプロトコルのラッパーとして作ろうと思っていたものは、もっといいデキで、すでにできているのかなと感心しました。P2P網をサーバー網とみなして管理技術を強化しているらしいので、パックファイルの更新も技術的には出来そうだし、それができるのなら、WEBでいう「サイト更新」も出来るようになるのか、もうできているのか。
今後の技術情報に注目する価値は十二分にあると思います。


余談ですが、株式会社ドリームボート(Skeedcastの開発元)のページを見ると所在地が近所でした。京都に作った会社なんですね。