隣接秘匿方式

某スレで、隣接秘匿方式、隣接秘匿方式いうので、そんなのすごいものなのかと期待して調べてみたが、基本的な考え方はものすごく普通だった。
要は、公開鍵暗号方式を使って中継しているだけのノードに通信している内容を漏らさないということが言いたいらしいが、これは暗号通信の基本というか当然の話で、Winnyがまともじゃないだけじゃないかと。例えば、SSLを使ってもプロキシサーバやISPのルータで復号できるなら、何のためにそれをやっているのか謎である。
ただ、単にそれだけの話だと中継ノードにキャッシュできないので効率が悪い。それをどうするのかってのが本当の話みたい。

しかし、詳細を読むと、これは動かないだろと思った。
http://gateway.ringoch.info/ac430d5a-b488-8936-77da-55537bb3f5a8/wiki.p2p?name=%E9%9A%A3%E6%8E%A5%E7%A7%98%E5%8C%BF%E6%96%B9%E5%BC%8F
↑話が分かりづらいので、俺が勘違いをしているのかも。

  • 追記

ansemという実装があるらしい。
RinGochを見る限りまともに動いていないみたいだが、上記リンク先の隣接秘匿方式の仕様でP2Pネットワークを動かせるのなら興味があるので今後に期待したい。
開発者の人も仕様のまずい点に気づいているので、解決策を期待できるかも。